母来たる。

2005年4月16日 日々の事
甥(母にとって初孫)の誕生をきっかけに、
拗れていた母との関係。

縁を切ろうと思っていたけど、
とある事情で連絡を取り合わざるを得ない状況に。

実家に帰って一泊し、帰ろうとした時に。

「かひり(もちろん仮名)のアパート、行ってみようかな」

と、母が言い出した。

とある事情というものの中に、母の交通事故があった。
そんな母は退院こそしたものの、今は休職中。
杖がなければ歩くのも侭ならないような状態。

知らない道を訪ねて行くより、一緒なら大丈夫だろう、ということで。

私のファンキーアパートに母がやって来た。

久しぶりに我が愛猫との再会を果たし、二人でのんびりと茶を啜る。
やはり親子なんだなあ、と思うのは、
そうしているうちに、気持ちが和んできた(主に私)。

以前思ったことを、母に打ち明ける。

驚きもせず、母は朗らかに笑った。
確かにそう思わせる部分もあったかもね、と。

……昔の母なら、何馬鹿な事言ってるの、と怒り出したろう。
親である自分が絶対。非など認める事は皆無だった。

その変わり様に、逆に私が驚いた。
これが甥の影響なら、すごいと思う。

結局は和解のような形になったものの、
「ついでだから他にも溜まってることあるなら言っちゃいなさい」
と言った母に、やはり言えない思いも生まれた。

母を変えられるような存在を生み出せる娘には、
私はやっぱりなれないよ。という、コンプレックス。

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