↓で書いた、うちの同居人さんについて。
ホラー系が死ぬほど苦手という人は読まないようにして下さい。
まあ大して怖くもないのですが。

今のアパートには、7月に引っ越してきたばかりです。
不動産屋さんに連れて来てもらって、一目惚れした部屋。

玄関から廊下を進み、左手にミニキッチン、右手にユニットバス。
奥の、割と防音性の高いドアを抜けると居室となっています。
6畳くらいの洋間に3畳くらいのロフトが付いていて、
ロフトを寝床にすれば洋間は広々使えるのです。
線路が比較的近くを通っているのと、各部屋に有線放送が付いている所為か、
割と防音もしっかりしていて、不規則生活の私にはもってこい。

或る朝、仕事に行かなくては〜と起き出そうとした時に、気付きました。
誰かが、歯を磨く「シャカシャカ」という音が聴こえるのです。
「隣の人かなぁ」とまだ寝ぼけている頭で考えていて、ハッと気付きました。

この部屋、隣の生活音とか聴こえないくらい防音効いてなかったっけ…

そして更に気付いた事が一つ。

ユニットバスの水音も、ドアを閉めていると聴こえないはず。

………

……

つまり、居室で誰かが歯を磨いているのです。
私が寝ているロフトのすぐ下で…!

起き上がると、その音は止んでしまいます。
仕事柄、度胸はある方なので、怖いとは思いませんでした。
居室を見下ろしても、誰もいません(居たらその方が怖かったかも)
私は何事もなかったかのようにロフトから降り、身支度をして仕事へ出かけました。

これが、同居人との初遭遇です。
「汗水流して働いた給料で家賃を払っている以上、ここの主は私。
脅かしたり、何か危害を及ぼしたりしたら承知しないからね」と念を押し、
“歯磨き君”と名づけて、共生を試みる事にしました。

あとですね、私が熱を出して二日ほど寝込んだ事があったんです。
部屋には据え付けの冷蔵庫があるのですが、これがなかなか冷えない。
氷なんて作れないようなオンボロなのです。
それでも愛用の“でこでこクール枕”を冷やし、頭の下に敷いて
ロフトでふうふう言っていました。
私は一人暮らしです。見舞いに来てくれるような彼氏もいなければ(涙)
飛んで来てくれるような家族も友達も近くにはいません(寂)

なのに、誰かが看病してくれていたのです。
熱が見せた幻なのかもしれませんが、ロフトへの梯子をぎしぎし言わせて上り、
気遣わしげに覗き込んでくる気配ははっきりとしていました。
挙句の果てに、ぬるくなってしまったでこでこクール枕が、
ふと気付くとキンキンに冷えているのです。

或る日は、エアコンのリモコンが見当たらず、仕事へ行く時間が迫っていて、
仕方なくエアコンを付けっぱなしで出かけたことがありまして。
「どこへやったんだろうなぁ…電気代かさむよなぁ」などと仕事中も気になっており、
定時退勤の後、急いで帰宅したところ。

あれだけ探しても見つからなかったリモコンが、
居室での私の定位置になっている、一人掛けソファの肘掛部分にちょこんと載っており、
エアコンは切れていました。

最近は姿を見せない歯磨き君。
両手に買い物の荷物を抱えていた所為で鍵を掛け忘れて寝ても、
朝にはご丁寧にチェーンまで掛かっている。
開けっぱなしで寝ていたベランダの窓も、涼しい朝には閉まっている。
この辺は、私の記憶違いなのかもしれませんが、なかなか便利で、
思い遣りのある同居人さんです。

…私の頭がおかしいと思った人、手ぇ挙げて〜(w

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